非課税枠を使い倒す4(セミリタイア)

非課税枠を使い倒す4 お役立ち情報
スポンサーリンク

これまで書いてきた「非課税枠を使い倒す」を、セミリタイア後の生活としてシミュレーションしてみます。

非課税枠を使い倒す1(基本の5種類)
非課税枠といえばNISA。でもちょっと待ってください。NISAなんて目じゃない「控除」という名の非課税枠をご紹介します。皆さん気づいてないだけで、とても大きな非課税枠が毎年使えるんです。
非課税枠を使い倒す2(ライフステージ)
非課税枠といえばNISA。でもちょっと待ってください。NISAなんて目じゃない「控除」という名の非課税枠をご紹介します。皆さん気づいてないだけで、とても大きな非課税枠が毎年使えるんです。
非課税枠を使い倒す3(所得税の基礎と住民税など)
非課税枠といえばNISA。でもちょっと待ってください。NISAなんて目じゃない「控除」という名の非課税枠をご紹介します。皆さん気づいてないだけで、とても大きな非課税枠が毎年使えるんです。
スポンサーリンク

セミリタイア後の毎年の非課税枠

例えば40歳でセミリタイアしたとして、以下の非課税枠が毎年存在します。

・給与所得控除65万円
・譲渡所得の特別控除50万円
<所得控除>
・基礎控除38万円
・扶養控除38万円(家族1名分)
・社会保険料控除
 国民年金保険料18.7万円(免除を選択せず払い続ける場合)
 国民健康保険料3万円(所得がゼロでも免除にはならない、均等割7割減免が最低額)
 介護保険料3~5万円(これも所得がゼロでも免除にならない)
=38+38+18.7・・・=100万円弱
これらを全て足して、毎年の非課税枠は約100万円!
(セミリタイアしても毎年100万円稼がないと非課税枠が使い切れないということです)

さらに将来の年金に対する非課税枠も考慮

セミリタイア後には国民年金保険料を全額免除にすることも可能ですが、それでは年金生活に入ったときに120万円の非課税枠を使い切れません。

若いうちに年金保険料をできる限り払っておくことは、年金受給時代に入ったときに非課税枠を使い切るための布石となります

(基礎控除の38万円と扶養控除38万円、介護保険料3~5万円を含めて200万円以上の年金をもらえるようにしておくことが最も理想的)

私の場合、毎年年金を120万円受け取るためには、
国民年金80万弱/年(約40年支払)
厚生年金40万強/年(約15年支払)
(40歳セミリタイアで厚生年金から国民年金に変更した場合)
で、上記の通り保険料を払っていけば毎年120万円の年金額となり、公的年金等控除という非課税枠を使い切れるようになります。

セミリタイア後の毎年の非課税枠を使い切るために

これだけの控除を毎年使い切るための働き方を考えてみると・・・、以下の3点を同時に実施していく必要があります。

●給与所得控除の65万円を使い切るために、毎月5.4万円程度の収入のあるアルバイトをする。
 サラリーマンを辞めてこの程度の収入で気楽にアルバイトできることがセミリタイアの醍醐味だと思います。
●譲渡所得控除50万円を使い切るために、金地金の売買を行う。
 理想はこの売買収入が150万円を超えてくれれば、譲渡所得の特別控除50万円+所得控除100万円=150万円の非課税枠を使い切ることができます。
●金地金の売買益が150万円に届かない分は、農業収入、ブログ収入などで埋め合わせます。

このような働き方で、収入は200万円以上もあるのに所得はゼロ!なので所得税ゼロ!
しかも所得ゼロにより、国民健康保険料は7割減免など付加的メリットも多いのです。

最も効率よく収入を得るという観点で、非課税枠を使い切る事を最優先して生きるなら、私の場合、上のような生き方になります。

さいごに

セミリタイアをする時期は誰しもが迷うところで、何歳で何千万の貯蓄があるとか考えがちですが、、、

もう一つ別の観点として、「非課税枠を使い切れる準備ができたら」 という判断基準もアリかと思います。

つまり毎年100万円程度をアルバイトで稼ぎながら国民年金保険料もしっかり支払って将来の年金の非課税枠にも備えるという生き方です。

年金制度は破綻するか
まずは自分の年金を調べてみよう 日本年金機構のホームページで自分の年金を調べることができます。調べられる内容は大きく2点・払い済み年金保険料の確認・将来受け取れる年金額の試算過去に支払った保険料記録に間違いがないか ...

コメント

タイトルとURLをコピーしました