日本が財政破綻するのは「いつ」か

日本の財政破綻はいつか 日本破綻
スポンサーリンク

はじめに

日本政府の借金は今や1000兆円をはるかに超えていますが、10年以上前のまだ借金が数百兆円だったころから日本の財政破綻は言われ続けています。

藤巻健史さんもずっと言ってて、僕もそうだって思った!
でもいまだに日本は破産せずに借金がどんどん増えてるよ!
どこまでいくのかなー。

未だに破綻しない日本の現状をおさらいしつつ、今後日本はどうなるのかを考えます。

日本政府の借金の現状

日本の借金は1000兆円をはるかに超えていますが、少なく見積もって1000兆円だとしましょう。

近年は毎年100兆円の予算を組んでいて、そのうち税収は60兆円、残りの40兆円はほとんど借金して賄っています。

つまり、1000兆円の借金を返さなくてはならないのに、毎年40兆円近くも借金をしているのです。

さらに1000兆円の借金には毎年10兆円を超える利払いが発生します。

借金の利子を新たな借金で返す状態、もう財政は火の車です。

日本政府の借金:1000兆円
毎年の支出:100兆円
毎年の収入:60兆円

毎年の収入が60兆円しかないのに100兆円も使っちゃってるんだから、破産しちゃうよー

それでは毎年の支出100兆円は何に使われているのでしょうか。

実はほとんどが社会保障関係費と国債費なんです。

<毎年の支出100兆円内訳>
・社会保障関係費  35兆円
・国債費      30兆円
・地方交付税交付金 15兆円
・公共事業      6兆円
・教育科学      5兆円
・防衛費       5兆円
・その他

もっとも支出割合の高い社会保障費は、高齢者の介護や医療費で、少子高齢化の加速によって毎年どんどん増えています。

さらに国債費は借金である国債の利払いと償還にかかる費用で、30兆円にも及んでいます。

つまり老人の介護や借金の返済などに税収である60兆円以上のお金が毎年必要になっているのです。

さらに今後も高齢化の加速によって社会保障費の支出は増え続けることが確定しています。

知れば知るほど深刻ですね・・・

じつはさらに深刻な内容があります。

これまで書いてきた内容は「一般会計」の話、「特別会計」にはこの2~3倍の借金があるといわれており、日本の借金総額はなんと3000~4000兆円にものぼるのです。

「一般会計」はこれまで見てきたように、所得税や消費税などの税収を社会保障や公共事業に充てる経理のこと。それとは別に一般会計と切り離して独立に行われる「特別会計」と呼ばれる会計処理があって、年金や労働保険、財政投融資や国債整理基金、東日本大震災復興特別会計などなど多岐にわたります。

日本の現状から導かれる1つの結論と3つの未来

上記の現状を踏まえて、確実に言えることが1つあります。

それは、「借金を返すことはもはや不可能である」ということです。

ではそれでも日本が財政破綻しないのはなぜか。

<日本が財政破綻しない最大の理由>
国債が円建てであり日本銀行がお金を刷ればいつでも返せる

そう、日本は借金を返せないと書きましたが、正確には1つだけ返す方法があります。

それは通貨発行権を有する日銀が1000兆円のお金を刷ればいいのです。

そうすれば一気に借金は返済できます。

ただし大量の1万円札が世に出回りますから1万円札の価値は大幅に下がってしまいます。

これまで1本100円で買えた大根が1000円に値上がりしたりするのかなー。
それでも返せることは返せるね。

ハイパーインフレなどと言われますが、お金の価値が大きく下がってモノの値段が相対的に上がってしまうのです。

どの程度かはそのときの状況次第です。日本の財政破綻が遅れれば遅れるほど、インフレの程度は大きくなると思われます。

1974年、日本ではオイルショックが起こりました。このときはハイパーインフレとはいかないまでも、年30%以上の高いインフレ率でした。

では日銀はこの先、1万円札を刷って借金を返済することを行うでしょうか。

実は現在でも毎年発行する国債はほとんど日銀が買っているので、実質、政府の借金を日銀が肩代わりしているのと同じです。

国の借金を日銀が肩代わりすることを「財政ファイナンス」といいますが、財政法で禁止されています。

日銀が国債を肩代わりすることを禁止している理由は、日銀のHPを見ると次のように書かれています。

中央銀行がいったん国債の引受けによって政府への資金供与を始めると、その国の政府の財政節度を失わせ、ひいては中央銀行通貨の増発に歯止めが掛からなくなり、悪性のインフレーションを引き起こすおそれがあるからです。

現在日銀は国債を民間銀行から間接的に買っているので法律違反ではないという立場なようです。

法律で禁止されているくらいですから今後日銀が政府の借金返済のためにお金を大量に刷ることはないでしょう。

法律を変えてまでそのようなことができる勇気ある内閣総理大臣が表れるとも思えません。

とすれば、日本がこの先歩む道は3つに1つです。

<日本の3つの未来>
①このまま借金がどこまでも膨らみ続ける
②借金が膨らみ続けてデフォルト(=債務不履行)宣言する
③ハイパーインフレが起こって実質的に国の借金がなくなる

じつは、現在日本だけでなく欧米の諸外国(イタリア、ポルトガル、スペイン、フランスなどなど)も大きな借金を抱えており、日本ほどではありませんが、借金を返せる見込みはありません。

このような国で溢れつつある世界経済がこの先どうなるかだれも予想できません。

「①このまま借金がどこまでも膨らみ続ける」も全くないシナリオだとは言えません。

2000兆円、3000兆円と借金が増えていってもデフォルトしない可能性は十分にあります。

世界の多くの国がそんな状態なのですから。

この①の延長線上にはMMT(現代貨幣理論)があります。

驚くべきことに、MMTによると「自国通貨建ての借金はいくら積み重なっても問題ない」とされています。

詳細は以下の記事を参照してください。

MMT理論「日本は財政破綻しない」は本当か?
MMT理論MMT(Modern Monetary Theory)をご存知でしょうか?日本語では「現代貨幣理論」、この理論の結論の1つに以下のような内容があって注目されています。「自国通貨を発行できる国であれば、国債を...

「②借金が膨らみ続けてどこかでデフォルトする」というのはありうるシナリオではないかと思います。それはなぜかというと、借金の利子だけでいずれ税収を上回る日が来るからです。

そうなると返済見込みがゼロになってしまい加速度的に借金が増えていきます

現在でも借金の返済見込みはゼロだとおもいますので、内閣総理大臣がデフォルト宣言すれば今すぐにでもデフォルトします。

「日本の国債を買っているのはほとんどが日本国民だからデフォルトしない」という理論がありますが、もうすでにその域ではありません。日本国民であっても全員が日本を守るなんて考えはなく、日本が沈没し始めたらさっさと海外に逃げる人もでてくるでしょうから。

そして「③ハイパーインフレが起こって実質的に借金がなくなる」というシナリオも可能性としては非常に高いです。

ハイパーインフレはある日突然やってきます。

気が付けば一万円札が紙屑になっているという状況が十分あり得ます。

本記事ではデフォルトもハイパーインフレもまとめて「財政破綻」という意味で同じようなものと考えています。

ハイパーインフレは「突然」やってくる、仮想通貨で資産防衛
世界の状況世界的なコロナショックをきっかけに全世界は金融緩和合戦に突入しました。アメリカは「無制限の金融緩和」を決定し、日本でもそれ以前からアベノミクスで「異次元の金融緩和」を実施していますし、欧州でも金融緩和政策をとって...

デフォルトするとどうなるのか

過去、世界の国ではデフォルトした例がありますので、それらを見てみましょう。

アルゼンチン

過去に何度もデフォルトしている常習国はアルゼンチンです。過去ハイパーインフレなどで経済が壊滅したことが数回あります。

2001年には預金封鎖を実施しています。

ロシア

1998年に通貨ルーブルを千分の1に切り下げるデノミ(デノミネーション)を実施しましたが、1998年にロシア政府はデフォルトを宣言 。

国外への資金流出が続いたため預金封鎖を行いました。

デノミネーションというのは、通貨単位を変更することです。例えば極度のインフレによってパン1個を買うのに1,000,000円もしたら、計算や記帳が不便なので、1,000,000円=新1円と通貨単位を変更するのです。

ブラジル

1990年にデフォルトしています。

ブラジルでは90年代前半まで、インフレ率が数千パーセントというハイパーインフレが続き、デノミも3度行われました。

日本

戦後すぐ、戦時中に発行された国債の償還や終戦に伴う兵士達への恩給などを賄う為、大量に紙幣を増発しハイパーインフレが起こりました。

その対策のため1946年に旧円から新円への切り替えと、預金封鎖が行われました。

その他

最近ではギリシャが恒常的なデフォルト状態だったり、アジアでもインドネシアやスリランカなど、中南米やアフリカの国々では多くの国がデフォルトを経験しています。

お金の価値を振り返ってみよう

江戸時代は小判という「金(ゴールド)」でできたお金が使われていました。これはお金自体に価値を持たせる意味でとても良いお金の形です。

偽造防止にもなりますし。

その後、「紙」のお金が出てきてからは、「金(ゴールド)」と交換できるような仕組みを導入していました。

これを「金本位制」といい、日本では1897年に導入されています。

金本位制のもとでは紙幣は金(ゴールド)と交換でき、紙幣そのものに価値を持たせています。

しかし現在はどうでしょう。紙幣はただの紙であり、金(ゴールド)に交換できる保証もありません。

唯一、紙幣に価値を持たせているのは、「多くの人が紙幣に価値を認めている」ということ、この1点のみです。

それは国の信用が後ろ盾となり、その国民が紙幣に価値を見出すことで、日本では一万円札が一万円の価値となっているのです。

でもよく考えてみてください。

一万円札はただの紙ですね。国の信用がなくなれば一瞬にして紙切れに変わります。

金本位制のように金(ゴールド)に変わることはありません。硬貨であれば銅などの金属としての価値はありますが。

日本の財政破綻に備えて

一万円札は紙でできていることを忘れてはいけません。

そして日本が財政破綻し、日本国の信用という後ろ盾がなくなったとき、紙切れになってしまいます。

これまで書いてきたように、これほどまでに借金が膨らんでしまった日本ではいずれ財政破綻するというのが最もありうるシナリオだと思います。

財政破綻するのは確実で、それが「いつ」なのかということだけが問題だと思います。

それは誰にもわからないと思いますが、敢えて言うなら「日本国債の空売りが大量に仕掛けられるタイミング」を知っている人たちと言えるかもしれません。

破綻がいつかはわからないけど、いつか必ず起こると考えて対策を立てておくことは重要かもしれないね。

私が行っている対策を紹介します。

<日本の財政破綻への対策>
・自給的ライフスタイルを確立する
・現金は別のモノに変えておく
・スキルを身につける

農業をして食べるものを自給することは対策の根幹になると思います。

特に農薬や肥料を使わない自然農に取り組んでおくことが重要です。インフレになってしまうと農薬や肥料も高騰してしまうからです。

ガソリンも値上がりするでしょうから農業用機械にも頼らない自然農でなければいけません。

その他、衣食住に関することはできるだけ自給できるよう、例えば長期保存できる塩や衣類を買い貯めることも対策の1つだと思います。

もしかしたら紙切れになるかもしれない1万円札を現物資産に変えておくということです。

<お金の価値を置き換えるためのモノ>
・塩
・衣類
・農機具
・大工道具
・調理器具
・金地金
塩は昔、サラリーとして給料の代わりに支給されていた時代があったくらいですから、腐ることがなく保存できますし、人間にとって不可欠なものです。
その他、衣類や道具類を購入しておけばインフレ時には逆に高額で売れるでしょう。
金地金(きんじがね)はハイパーインフレ時には本物かどうか鑑定できないため換金できないなど、実際どこまで資産防衛力があるかはわかりませんが全財産の10%程度としてポートフォリオに組み込むことはよいのではないかと思います。
そしてこのような現物資産を形成することに加えて、生きていくためのスキルを身につけることも重要です。
例えば英語を勉強したり、手に職をつけたり、裸一貫でもスキルがあれば這い上がれます。

財政破綻への対策は、「日本円を外貨に変えてタンス預金」という方法がよく言われますが、現在世界のどの国も危険な財政状態なので外貨に換えてもどこまで効果があるかわかりません。

世界恐慌が日本や中国の財政破綻をきっかけに起こるかもしれません。

結局、財政破綻への対策は「お金に頼らない生き方」を少しずつでも確立していくしかありません。

お金に頼りすぎてしまった生き方を変えていくしかないのです。

さいごに

財政破綻の定義をせずにここまで書いてきましたが、日本の財政が健全でないことがわかってもらえればと思い、敢えて厳密には書きませんでした。

ただ、一般的な意味での財政破綻である「債務不履行(デフォルト)」だけでなく、「ハイパーインフレ」「預金封鎖」なども含めて財政破綻と呼べると思います。

それだけ国民への影響は大きいでしょうし、そうなった時点で財政の行き詰まりが明確になりますから。

日本が沈没する未来
刻々と迫る財政破綻を待つ日本。預金封鎖、ハイパーインフレ、デノミネーション、財産税・・・国民はどうすれば日本を守れるか。
銀行が倒産する時代
日本の銀行が苦境に立たされる危機的状況 現在、3大メガバンクをはじめとする日本の銀行は,大規模なリストラや店舗の統合などを進め、経営状態の改善に必死で取り組んでいます。地方銀行は今後、多くの銀行が赤字に転落するのだとか。そ...


日本破綻
スポンサーリンク
gatekeeperをフォローする
スポンサーリンク
マネーニュース

コメント

タイトルとURLをコピーしました